えむにわリソース

ITのスキマ的なあれこれを書きます。

Android Studioの更新でSDK Managerが起動しなくなったら

Android StudioXamarinUnity で共通のAndroid SDKを使っている場合、 SDK ManagerAVD Managerを単体で起動するケースがよくあります。

自分の場合、Android Studioのバージョンを更新したときに、同時にAndroid SDKのバージョンも更新して、AVD Managerが起動しなくなってしまいました。

尚、ggってよくお勧めされる、JavaのPathとバージョンが合ってないのでfind_java.batに固定値ぶち込むみたいな腑抜けた対応は近年は不要です。

自分の場合

結論として、SDK toolsが壊れていた(or バージョンが遅れていた?)ので、コマンドラインツールをダウンロードし、Android SDKtoolsフォルダを置き換えてやることで動作しました。

https://developer.android.com/studio/index.html?hl=ja

f:id:m2wasabi:20170429015117j:plain

f:id:m2wasabi:20170429015806j:plain

一般的対処How to

  1. JDKのバージョンを最新に更新する(ちょっと古いと動かないというのはよくある)
  2. コマンドで java -versionを実行し、インストールしたjavaと同じか確認する
  3. SDK toolsAndroid SDK以下のtoolsディレクトリに展開する

RPGツクールMVの Milkcocoaプラグインを更新しました

RPGツクールMVのプラグイン更新しました。

フラグ関係のみ、データ保存の永続化に対応しました。

github.com

使い方は、GitHub参照のこと。 https://github.com/m2wasabi/milkcocoa-rpgmv-plugin#43-永続スイッチ変数の操作new

デバッグ足りなそうなので不具合あったら教えてください。

Xamarin入門者の集い #2でLT発表しました

4月17日に行われた『初心者歓迎XamarinのLT会!Xamarin入門者の集い #2』で、 初心者LT枠として発表してきました。

jxug.connpass.com

タイトルは 『Xamarin.Formsのための基礎体力づくり(圧縮版)』です。 丁寧に説明していると到底5分で収まりきらない内容ですが、 読み物としてお楽しみください。

懇親会の時に聞かれた内容

Q. 勉強の期間はどのぐらいか
A. 勉強のみしていた期間は約1か月。あとは作りながら覚えた。まだ完璧ではない。
Q. プロジェクトを受注する前から勉強したのか、受注してから勉強したのか
A. C#基礎は受注前から勉強していた。でも具体的な使い方を学んだのは受注が決まってから
Q. Xamarinの案件なんて見つからない
A. ふわっとしたモバイルアプリの案件をXamarinでやるんだよ。自分色に染めろ!

これで、仕事や趣味でXamarin(.Forms)を使ってアプリを出す人が増えれば幸いです。

Xamarin.Forms の ListView内で可変数個の画像オブジェクトを表示する

はじめに

TwitterなどのSNSのタイムラインをXamarin.Formsを使って表示したいとき、
ListViewの中で可変数個の画像ファイルを表示する必要があります。
方法は色々ありそうですが、
今回は画像表示用のカスタムビューを定義することによりシンプルに実装しました。

本記事の価値はCustomViewのソースに集約されているので、
「説明不要、ソースくれ!」という方は以下のリンクからお持ち帰りください。

ImageListView for Xamarin.Forms · GitHub

目次

  • はじめに
  • 目次
  • 実装
    • モデルの定義
  • カスタムビューの実装
  • ビューの実装
    • ビューモデルの実装
    • 完成図(API周りの実装は省略するけど)
  • まとめ
  • 参考記事
続きを読む

EditorConfigに対応したVisualStudio2017でコーディングルールを共有する

VisualStudio2017で新たに、EditorConfigファイルへ対応したらしいので、さっそく試してみました。

使い方は、ソリューションのルートディレクトリに .editorconfig ファイルを置くだけです。

.editorconfigファイルの記法の詳細は、EditorConfigのWebサイトにて確認できます。

http://editorconfig.org/

また、このファイルをGitで共有すると、他の人がソースを編集する場合にも、特に意識せずに、 改行、タブ、インデント等のコーディング規約を共有できます。

VisualStudioでプロジェクト単位の改行コードの制御ができるようになったのが大きな進歩です!

私がXamarin.Formsのプロジェクトで使っている設定はシンプルですが以下のようなものです。

[*]
end_of_line = lf
insert_final_newline = true

[*.xaml]
indent_style = space
indent_size = 2

健全な理性を持つエンジニア諸氏は、これからはインデントガーって騒ぐ前にInitialCommitに .editorconfig仕込むようにしましょう。

ネタ元

昨日Visual Studio 2017 リリース記念勉強会に行ってきました。 csugjp.connpass.com

その中で、かずきさん id:okazuki のセッションにて、VisualStudio2017の新機能についてピックアップで紹介されました。

blog.okazuki.jp

HoloLensアプリをローカルで配布する方法

はじめに

開発中のアプリや、内輪向けのアプリを配布する場合、
自作のUWPパッケージを作成し、各人の HoloLens の Device Portal からインストールすることになります。

一度パッケージを作成してしまえば、VisualStudioを持ってない人のHoloLensにも、自作のアプリをインストールできます。

本稿では、自作UWPパッケージの配布・インストール方法を説明します。

パッケージを作る方法

VisualStudioへのエクスポート

UnityからUWPプロジェクトをエクスポートします。
詳細な方法は、Microsoft公式の Holographic Academy の記事が間違いないです。
英語とは言え、さほど難しくないです。
https://developer.microsoft.com/en-us/windows/holographic/holograms_100

VisualStudioでのビルド

Holographic Academy の記事に従って進めれば、ビルドと、
VisualStudioからのデプロイまで行います。

一度ビルドが成功した状態で、パッケージの作成を行います。
VisualStudioのメニューから、プロジェクト(P)ストア(S)アプリ パッケージの作成(P) を選択します。
f:id:m2wasabi:20170304060208j:plain

今回は、ローカルで配布するので、署名などはスキップして大丈夫です。
f:id:m2wasabi:20170304060226j:plain

アプリケーションバンドルの生成(B) は、「常に行う」を選択しましょう。 それにより、依存関係にあるファイルをパッケージの中にまとめてくれます。
HoloLensは x86アーキテクチャなので、不要なアーキテクチャのチェックを外します
PDB symbol filesは、デバッグしない場合には不要です。今回は単純に配布したいだけなので外します。
f:id:m2wasabi:20170304060254j:plain

最後に、 作成(R)を押すと、アプリをビルドします。
f:id:m2wasabi:20170304060333j:plain

ビルドが終わると、Windowsストアのアプリ認定チェックを聞いてきますが、今回はストアに公開しないので、そのまま閉じますf:id:m2wasabi:20170304060355j:plain

ビルドが完了したファイル構成は、以下の様になります。
f:id:m2wasabi:20170304060414j:plain さらにDependencies\アーキテクチャディレクトリの下に関連するパッケージが生成されます。
f:id:m2wasabi:20170304155652j:plain

この中で、配布に必要なものは、アプリケーション名_バージョン名_アーキテクチャ.appxbundleファイルと、
Dependencies\アーキテクチャ以下のパッケージです。

Device Portalからアプリをインストールする

Device Portalに接続し、App Managerからインストールします。
アプリ本体とDependencyをまとめて登録し、Deployします。
f:id:m2wasabi:20170304155857j:plain

※Device Portalへの繋ぎ方は、Microsoftの公式ドキュメントを参照しましょう。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/uwp/debug-test-perf/device-portal-hololens

まとめ

HoloLensアプリを作成して、ローカルで配布する方法を紹介しました。
個人的に嵌ったポイントは、パッケージの作成メニューを探してしまったこと、
アプリケーションバンドルの生成を行うこと、でしょうか。

これを使うと、ローカルネットワークで適当なサーバ立ててSharingしたアプリで遊べますね。
それでは、良いHoloLifeを。

Xamarin.FormsのAndroidアプリでDebug実行時エラーが出る問題(対処のみ)

Xamarinを使ったアプリ開発で、
まっこと初見殺しな実行時エラー事案にぶつかったので、
対処法とかを共有します。

起こった事象

開発中に System.NullReferenceException エラーに襲われる
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調査するもソースコードにエラーは見つからず、
ビルドしてDebugを実施、デプロイに成功するも実行時に System.NullReferenceException で落ちる。

Releaseビルドだと正常に動く。

結論

デバッグライブラリを消せば動く

解決方法

以下のいずれか

  • プロジェクトでインストールしたアプリをいったんすべて消す
  • エミュレーターなら初期化や作り直しでも良い

原因

残念ながら原因の特定には至っていません。
あるビルドから突然 Android用プロジェクトの MainActivity.csbase.Oncreateが認識しなくなり、
対応策としてIDEの指示に従って csproj に変更を加えたあたりが怪しいですが、
再現性が無いので難しいところです。
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現象としては、SDKのバージョンが変わった場合の挙動と同じようです。

手掛かりなしで手元のソースを漁ったお陰で Xamarin.Forms のソースけっこう追いかけました。
泥臭い知識としては役に立つと思われますが、問題解決の視点では徒労でした…(´・ω・`)

Xamarinを使った開発で、実行時エラーによく遭うのですが、 その時の対処法100選の一つにでも。

ネタ元

Twitterのモーメントに上げました。 twitter.com

問題の解決に際し @nuits_jp さんをはじめ JXUGの皆様にとても助けられました。
ありがとうございました。